あさぬの独り言

書きたいことを粛々と、、、

Mr.Children(ミスチル) 全人類においての必聴プレイリスト③ 〜名曲・神曲・おすすめ曲〜

1992年デビューのモンスターバンド、Mr.Children

2022年5月でデビュー30周年を迎え、30周年記念アルバムである『Mr.Children 2015-2021 & NOW』『Mr.Children 2011-2015』は、発売初週のオリコン週間合算アルバムランキングで、1位2位を独占するなど、未だ衰えることを知らず、幅広い世代から大きな支持を集めている。

2022年4月23日から約2ヶ月間に渡り開催された、「Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス」では、開催場によってセットリストが異なるというファンにとってはたまらない演出で、多くのファンを魅了した。

そんな今もなお音楽シーンの先頭を走っている彼らの楽曲の中で、

今回は、全人類においての必聴プレイリストを一挙ご紹介。

 

 

|  1. 蘇生 / IT’S A WONDERFUL WORLD(2002年)

僕らは何度でも生まれ変わることができる。

曲のあらゆるところにメッセージとして込められており、

壮大な曲調と、希望に満ちた歌詞が相まって、

聴いていると前向きな気持ちに変えてくれる。

アルバム曲でありながら、ベストアルバム「Mr.Children 2001-2005<micro>」にも

収録されており、ライブでも高頻度で登場する曲である。

私の個人的な主張としては、アルバム版の「蘇生」を聴いてほしい。

アルバム版では、前曲に「overture」というインストがある、

そのセットで聞いてもらえると、より世界観に入り込めると思う。

ライブでも「overture」から始まることが多い。

 

二車線の国道をまたぐように架かる虹を

自分のものにしようとしてカメラ向けた

光ってて大きくて 透けてる三色の虹に

ピントがうまく合わずにやがて虹は消えた

胸を揺さぶる憧れや理想は

やっと手にした瞬間にその姿を消すんだ

 

自分の中にある夢や希望を、

一瞬で消え去ってしまう虹に見立てて、

手に入れようとした瞬間にその姿が消えてしまうんだと、、、

みなさんもそういった経験はあるのではなかろうか。

片思いの相手にアプローチ続けて、やっとこさの思いで付き合うことになったが、

いざ付き合ってみると想いがどんどん冷めてしまった。

振り向いてくれない悔しさや、付き合えた嬉しさを棚に上げて、

なかなか手に入れられずにいた時の気持ちを、

気づかぬうちに忘れてしまう。

みたいな経験ないだろうか。(あってくれw)

少なくとも私はそうだ。

 

なかなか具現化できなかった想いを、

言葉巧みに、冒頭から入れ込んでくるなんて、

早くもお手上げです。

 

 

<サビ>

でも何度でも 何度でも 僕は生まれ変わっていく

そしていつか君と見た夢の続きを

暗闇から僕を呼ぶ 明日の声に耳を澄ませる

そうだ 心に架けた虹がある

 

どんな状況であっても、生まれ変わっていく

聴き手側に訴えかけるように、何度でも何度でも繰り返す。

落ち込んでいても、明日への希望は忘れない。

これでもかというくらい前向きにさせてくれる。

そして「そうだ 心に架けた虹がある」

なんと美しい伏線回収だろうか。

ピントがうまく合わせられなくて消えてしまった虹。

たとえ消えてしまっても、心にはまだ虹がかかっているじゃないかと。

なんかこう、書いているだけでも元気が出てきた。

 

そして最後に、私が一番好きなCメロ部分を紹介する。

 

<Cメロ>

叶いもしない夢を見るのは

もうやめにすることにしたんだから

今度は この冴えない現実を

夢みたいに塗り替えればいいさ

そう思ってんだ 変えていくんだ

きっとできるんだ

 

思い通りに動かない現実。

夢を見る、言葉にするのは簡単で、

最初はやってやろうとやる気になるけど、

なかなか行動に移せなかったり、

上には上がいて、自分には合わないしそんな能力もないんだと

結局、諦めてしまう。

そんな想いは捨てて、背伸びせず、ありのままの自分を受け入れて、

今、目の当たりにしている現実を夢に変えてしまえばいいと、、、

きっとできるんだと。。。

 

傷ついた心に寄り添ってくれる歌詞。

奮起しようと思わせてくれるような、

また、曲としてもシンプルな作りで、

それでいてキャッチーなメロディー。

そういったところがファンの間で人気となっている要因だろう。

 

 

|  2. GIFT / 32th single || SUPERMARKET FANTASY(2008年)

北京オリンピックのテーマソングや、CMのタイアップなどに起用され、

聴いたことある人も人も多いのではないだろうか。

ライブでももちろん必須の曲で、

30周年ライブ「半世紀へのエントランス」を象徴する曲の一つだ。

選手から見れば観客の声援は、プレーする糧になる。

観客から見れば、選手が躍動する姿に勇気をもらえる。

ことスポーツにおいても、普段家庭の中で一生懸命働いている主婦や、

雑多な社会の中で頑張っているサラリーマン。

その全てをひっくるめて、人々を讃えられるような曲があればいいなと、

vo.桜井が感じてできた曲である。

「一番きれいな色ってなんだろう?」

「一番光ってるものってなんだろう?」

この枕詞から始まる本曲は、

その人々の心を掴むような歌詞と、

勇気をくれるような壮大なメロディーで、

Mr.Childrenを代表する曲の一つとなっている。

 

<サビ>

白か黒で答えろという 難題を突きつけられ

ぶち当たった壁の前で 僕らはまだ迷っている 迷ってるけど

白と黒のその間に 無限の色が広がってる

君に似合う色探して やさしい名前を付けたなら

ほら 一番きれいな色 今君に贈るよ

 

何も白か黒で応えなくてもいい。

白と黒の間には無限の色が広がっている。

答えは人それぞれで、それぞれの良さがある。

人生の答えなんて自分にしか出せない。

人にどう言われようと、自分のやり方で、

やりたいように、生きたいように生きて、

自分に似合う色を探していけばいい。

 

歌を聴いていると、

あぁ なるほどね、プレゼントを探しているのね。と思うが、

いざ、文字に起こして読んでみると、

それはそれは偉大で、考えさせられるような歌詞である。

歌詞の汲み取り方も人それぞれで、

私の場合は、人生観に照らし合わせたが、

また違う受け取り方をする人もいる。

Mr.Childrenが織りなす楽曲は、

どこかそういった受け取り側の心情によって、

色々な表情に変わるというのがまたいい。

 

「君の分まで持つよ、だからそばにいてよ。それだけで心は軽くなる。」

 

 

 

 

 

|  3. 名もなき詩 / 10th single || 深海(1996年)

1996年に発売され、最終的に230.9万枚を売り上げた本作。

初週売上は当時のオリコン史上初となるミリオンを超え、120.8万枚を記録した。

ライブでも頻出の曲で、割と序盤に登場することが多く、

ボルテージを上げていくためのプレリュードのような曲である。

 

「ジャガジャーン」というギターフレーズで幕を開け、

独特なリズムで、それでいてなぜか心地が良いドラムの音が後押しする。

歌うフレーズの言葉数が非常に多くて、詰め込みすぎているように感じるが、

それもなぜか旋律にハマっていて、「ミスチル調」と私は呼んでいるが、

まるで洋楽を歌っているような感覚で、歌っていて楽しくなる。

 

Cメロの「成り行きまかせの恋におち〜」の高速パートの部分は、

ミスチル世代の方々なら誰しも必死になって練習したことはあるのではないか。

私は、舌を噛み切りそうなくらい練習してました(笑)

 

その高速パートが終わると、最後の大サビ前の転調が入るが、

その転調も、特に主旋律は聞こえていないのに、

まるで鼓膜とイヤホンの間に流れている世界全体の空気が変わったような感覚に陥る。

言葉にはうまく表現できないので、一度聴いてみてほしい。

 

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

前記事「Mr.Childrenミスチル) 全人類においての必聴プレイリスト② 〜名曲・神曲・おすすめ曲〜」にも書きましたが、

ここで挙げた3曲も、私にとっての生きる全てになっています。

ただMr.Childrenというモンスターは、

これっぽっちで収まるようなものではなく、

まだまだ序章に過ぎません。

もっともっと聴いていただきたい曲があります。

後続の記事にどんどん書いていきますので、

よろしければそちらにも目を通していただけますと幸いです。

 

皆様に、良き幸あれ。