あさぬの独り言

書きたいことを粛々と、、、

国内で使用される電話番号の最大桁数は?

結論:

固定電話なら10桁、携帯電話なら11桁。

一般的な消費者または企業の場合は上記の桁数になります。

(110や119などを除くという意味です。)

 

一般的にハイフンは2ヶ所に入るので、

固定電話:12桁

携帯電話:13桁

となります。

 

電話番号の枯渇により、新しい電話番号を採番できなくなったため、

元々9桁だった電話番号は、2007年に神奈川県の箱根町地域を最後に消滅しています。

 

 

Mr.Children(ミスチル) 全人類においての必聴プレイリスト③ 〜名曲・神曲・おすすめ曲〜

1992年デビューのモンスターバンド、Mr.Children

2022年5月でデビュー30周年を迎え、30周年記念アルバムである『Mr.Children 2015-2021 & NOW』『Mr.Children 2011-2015』は、発売初週のオリコン週間合算アルバムランキングで、1位2位を独占するなど、未だ衰えることを知らず、幅広い世代から大きな支持を集めている。

2022年4月23日から約2ヶ月間に渡り開催された、「Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス」では、開催場によってセットリストが異なるというファンにとってはたまらない演出で、多くのファンを魅了した。

そんな今もなお音楽シーンの先頭を走っている彼らの楽曲の中で、

今回は、全人類においての必聴プレイリストを一挙ご紹介。

 

 

|  1. 蘇生 / IT’S A WONDERFUL WORLD(2002年)

僕らは何度でも生まれ変わることができる。

曲のあらゆるところにメッセージとして込められており、

壮大な曲調と、希望に満ちた歌詞が相まって、

聴いていると前向きな気持ちに変えてくれる。

アルバム曲でありながら、ベストアルバム「Mr.Children 2001-2005<micro>」にも

収録されており、ライブでも高頻度で登場する曲である。

私の個人的な主張としては、アルバム版の「蘇生」を聴いてほしい。

アルバム版では、前曲に「overture」というインストがある、

そのセットで聞いてもらえると、より世界観に入り込めると思う。

ライブでも「overture」から始まることが多い。

 

二車線の国道をまたぐように架かる虹を

自分のものにしようとしてカメラ向けた

光ってて大きくて 透けてる三色の虹に

ピントがうまく合わずにやがて虹は消えた

胸を揺さぶる憧れや理想は

やっと手にした瞬間にその姿を消すんだ

 

自分の中にある夢や希望を、

一瞬で消え去ってしまう虹に見立てて、

手に入れようとした瞬間にその姿が消えてしまうんだと、、、

みなさんもそういった経験はあるのではなかろうか。

片思いの相手にアプローチ続けて、やっとこさの思いで付き合うことになったが、

いざ付き合ってみると想いがどんどん冷めてしまった。

振り向いてくれない悔しさや、付き合えた嬉しさを棚に上げて、

なかなか手に入れられずにいた時の気持ちを、

気づかぬうちに忘れてしまう。

みたいな経験ないだろうか。(あってくれw)

少なくとも私はそうだ。

 

なかなか具現化できなかった想いを、

言葉巧みに、冒頭から入れ込んでくるなんて、

早くもお手上げです。

 

 

<サビ>

でも何度でも 何度でも 僕は生まれ変わっていく

そしていつか君と見た夢の続きを

暗闇から僕を呼ぶ 明日の声に耳を澄ませる

そうだ 心に架けた虹がある

 

どんな状況であっても、生まれ変わっていく

聴き手側に訴えかけるように、何度でも何度でも繰り返す。

落ち込んでいても、明日への希望は忘れない。

これでもかというくらい前向きにさせてくれる。

そして「そうだ 心に架けた虹がある」

なんと美しい伏線回収だろうか。

ピントがうまく合わせられなくて消えてしまった虹。

たとえ消えてしまっても、心にはまだ虹がかかっているじゃないかと。

なんかこう、書いているだけでも元気が出てきた。

 

そして最後に、私が一番好きなCメロ部分を紹介する。

 

<Cメロ>

叶いもしない夢を見るのは

もうやめにすることにしたんだから

今度は この冴えない現実を

夢みたいに塗り替えればいいさ

そう思ってんだ 変えていくんだ

きっとできるんだ

 

思い通りに動かない現実。

夢を見る、言葉にするのは簡単で、

最初はやってやろうとやる気になるけど、

なかなか行動に移せなかったり、

上には上がいて、自分には合わないしそんな能力もないんだと

結局、諦めてしまう。

そんな想いは捨てて、背伸びせず、ありのままの自分を受け入れて、

今、目の当たりにしている現実を夢に変えてしまえばいいと、、、

きっとできるんだと。。。

 

傷ついた心に寄り添ってくれる歌詞。

奮起しようと思わせてくれるような、

また、曲としてもシンプルな作りで、

それでいてキャッチーなメロディー。

そういったところがファンの間で人気となっている要因だろう。

 

 

|  2. GIFT / 32th single || SUPERMARKET FANTASY(2008年)

北京オリンピックのテーマソングや、CMのタイアップなどに起用され、

聴いたことある人も人も多いのではないだろうか。

ライブでももちろん必須の曲で、

30周年ライブ「半世紀へのエントランス」を象徴する曲の一つだ。

選手から見れば観客の声援は、プレーする糧になる。

観客から見れば、選手が躍動する姿に勇気をもらえる。

ことスポーツにおいても、普段家庭の中で一生懸命働いている主婦や、

雑多な社会の中で頑張っているサラリーマン。

その全てをひっくるめて、人々を讃えられるような曲があればいいなと、

vo.桜井が感じてできた曲である。

「一番きれいな色ってなんだろう?」

「一番光ってるものってなんだろう?」

この枕詞から始まる本曲は、

その人々の心を掴むような歌詞と、

勇気をくれるような壮大なメロディーで、

Mr.Childrenを代表する曲の一つとなっている。

 

<サビ>

白か黒で答えろという 難題を突きつけられ

ぶち当たった壁の前で 僕らはまだ迷っている 迷ってるけど

白と黒のその間に 無限の色が広がってる

君に似合う色探して やさしい名前を付けたなら

ほら 一番きれいな色 今君に贈るよ

 

何も白か黒で応えなくてもいい。

白と黒の間には無限の色が広がっている。

答えは人それぞれで、それぞれの良さがある。

人生の答えなんて自分にしか出せない。

人にどう言われようと、自分のやり方で、

やりたいように、生きたいように生きて、

自分に似合う色を探していけばいい。

 

歌を聴いていると、

あぁ なるほどね、プレゼントを探しているのね。と思うが、

いざ、文字に起こして読んでみると、

それはそれは偉大で、考えさせられるような歌詞である。

歌詞の汲み取り方も人それぞれで、

私の場合は、人生観に照らし合わせたが、

また違う受け取り方をする人もいる。

Mr.Childrenが織りなす楽曲は、

どこかそういった受け取り側の心情によって、

色々な表情に変わるというのがまたいい。

 

「君の分まで持つよ、だからそばにいてよ。それだけで心は軽くなる。」

 

 

 

 

 

|  3. 名もなき詩 / 10th single || 深海(1996年)

1996年に発売され、最終的に230.9万枚を売り上げた本作。

初週売上は当時のオリコン史上初となるミリオンを超え、120.8万枚を記録した。

ライブでも頻出の曲で、割と序盤に登場することが多く、

ボルテージを上げていくためのプレリュードのような曲である。

 

「ジャガジャーン」というギターフレーズで幕を開け、

独特なリズムで、それでいてなぜか心地が良いドラムの音が後押しする。

歌うフレーズの言葉数が非常に多くて、詰め込みすぎているように感じるが、

それもなぜか旋律にハマっていて、「ミスチル調」と私は呼んでいるが、

まるで洋楽を歌っているような感覚で、歌っていて楽しくなる。

 

Cメロの「成り行きまかせの恋におち〜」の高速パートの部分は、

ミスチル世代の方々なら誰しも必死になって練習したことはあるのではないか。

私は、舌を噛み切りそうなくらい練習してました(笑)

 

その高速パートが終わると、最後の大サビ前の転調が入るが、

その転調も、特に主旋律は聞こえていないのに、

まるで鼓膜とイヤホンの間に流れている世界全体の空気が変わったような感覚に陥る。

言葉にはうまく表現できないので、一度聴いてみてほしい。

 

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

前記事「Mr.Childrenミスチル) 全人類においての必聴プレイリスト② 〜名曲・神曲・おすすめ曲〜」にも書きましたが、

ここで挙げた3曲も、私にとっての生きる全てになっています。

ただMr.Childrenというモンスターは、

これっぽっちで収まるようなものではなく、

まだまだ序章に過ぎません。

もっともっと聴いていただきたい曲があります。

後続の記事にどんどん書いていきますので、

よろしければそちらにも目を通していただけますと幸いです。

 

皆様に、良き幸あれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

Mr.Children(ミスチル) 全人類においての必聴プレイリスト② 〜名曲・神曲・おすすめ曲〜

1992年デビューのモンスターバンド、Mr.Children

2022年5月でデビュー30周年を迎え、30周年記念アルバムである『Mr.Children 2015-2021 & NOW』『Mr.Children 2011-2015』は、発売初週のオリコン週間合算アルバムランキングで、1位2位を独占するなど、未だ衰えることを知らず、幅広い世代から大きな支持を集めている。

2022年4月23日から約2ヶ月間に渡り開催された、「Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス」では、開催場によってセットリストが異なるというファンにとってはたまらない演出で、多くのファンを魅了した。

そんな今もなお音楽シーンの先頭を走っている彼らの楽曲の中で、

今回は、全人類においての必聴プレイリストを一挙ご紹介。

 

 

 

|  1. HANABI / 33th single || SUPERMARKET FANTASY(2008年)

Mr.Childrenを語るにはこの曲は外せないだろう。

ドラマ「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」の主題歌で、知っている人も多いだろう。

2018年からストリーミング再生が解禁され、2022年3月時点では、ストリーミング総再生回数がMr.Children史上初の1億回を突破し、ファンのみならず幅広い世代から愛されている曲である。

vo.桜井が、飼っている金魚の世話をしているときに生まれた楽曲らしい。

 

まずはその歌詞から見ていこう。

 

<1番Aメロ>

どれくらいの値打ちがあるだろう?

僕が今生きているこの世界に

すべてが無意味だって思える

ちょっと疲れてんのかなぁ

手に入れたものと引き換えにして

切り捨てたいくつもの輝き

いちいち憂いていれるほど

平和な世の中じゃないし

 

いったいどんな理想を描いたらいい?

どんな希望を抱き 進んだらいい?

答えようもないその問いかけは

日常に葬られていく

 

平凡な毎日、ただただ目の前に与えられた仕事だけこなす。

生きていることが無意味だと思えてくる。

手に入れたものはあるけれど、失ったものも多い。

「夢を持った方がいい」「人生は1度きりしかないから」

と言われて、やる気になって色々なことに挑戦しようと、

後悔のないように、自分のやりたいことを見つけようとするけど、

いつの間にかそんな野心は忘れて、

平凡な日常が自分に覆いかぶさってきて、

また、いつものような毎日を過ごす。そんな繰り返し。

やり場のない気持ちや切ない想いを描きながら、冒頭は少々暗く始まる・・・

 

<1番サビ>

決して捕まえることの出来ない

花火のような光だとしたって

もう一回 もう一回

もう一回 もう一回

僕はこの手を伸ばしたい

誰もみな悲しみを抱いてる

だけど素敵な明日を願っている

臆病風に吹かれて 波風が立った世界を

どれだけ愛することができるだろう?

 

手に入れたものと引き換えにして、

切り捨てたいくつもの輝き。

その輝きは、夜空に上がる花火のように一瞬で、儚く散っていく。

そんな光であっても、僕はその手を伸ばして掴みたい。

冒頭の暗くて臆病な自分、それに釣られて沈んでいく世界。

そんな世界をどれだけ愛することができるのか。

どうしようもない自分の世界に嫌気が差している。

 

<2番サビ>

さよならが迎えにくること

最初から分かっていたとしたって

もう一回 もう一回

もう一回 もう一回

何度でも君に逢いたい

 

めぐり逢えたことでこんなに

世界が美しく見えるなんて

想像さえもしていない

単純だって思うかい

君に心からありがとう言うよ

 

 〜中略〜

 

<ラスサビ>

逢いたくなった時の分まで

寂しくなった時の分まで

もう一回 もう一回

もう一回 もう一回

君を強く焼き付けたい

 

この世の生物すべてに訪れる死。

それは分かっている。でも、何度でも君に逢いたい。

逢えなくなってしまっても逢いたい。

君がそばにいるだけで世界が素晴らしく美しく見える。

冒頭の暗かった部分は、

愛する人を失ってしまったことを考え、

自分には何ができるのかと、自問自答して、

何も出来ない自分に、幸せにしてやれている自信がない自分に対して、

嫌気が差し、途方に暮れているからなんだと合点がいった。

 

また、タイトルの「HANABI

一般的には「花火」を連想するが、

離れる日と書いて「離日」という意味もある。

愛していた人が離れていく。

その切なさと、失った時に気づく大切さ。

そんな思いがこの歌には込められている。

 

世間的には、ドラマの主題歌になったり、カラオケで盛り上がる定番の曲になったりと、

どちらかというと明るいイメージがある本作だが、

実際には、愛する人の死を目の当たりにして、

もう一回、もう一回、もう一回、もう一回と

君といた美しい日々を憂いている。

世間のイメージとは相反して、暗く切なくそして哀しい思いがこの歌には溢れている。

 

 

 

 

|  2.Over / Atomic Heart(1994年)

Mr.Childrenの失恋ソングの中で一番有名なのがこの曲。

 

ただ、失恋ソングの物悲しい歌詞とは裏腹に、

華々しいファンファーレのようなメロディー。

Gilbert O'Sullivanの代表曲「ALONE AGAIN(NATURALLY)」を

モチーフとして製作したと桜井本人がライブのMCで語っている。

確かに、コード進行や曲調もどこか似ているところがある。

 

<Aメロ>

何も語らない 君の瞳の奥に愛を探しても

”言葉が足りない” そうぼやいてた君をふっと思い出す

今となれば

顔のわりに小さな胸や 少し鼻にかかるその声も

数えあげりゃキリがないんだよ 愛してたのに

心変わりを 責めても 虚しくて

 

 

彼女に愛想尽かされて、今までの自分を思い返す。

思い返すたびに映る彼女の好きなところ愛していたところが湧き出てきて、虚しくなっている。

という、哀しい気持ちを歌っている冒頭から中盤部分。

 

<ラスサビ>

今となれば 嘘のつけない大きな声や

家事に向かない 荒れた手のひらも

君を作る全ての要素を 愛してたのに

心変わりを 責めても 君は戻らない

いつか街で偶然出会っても

今以上に 綺麗になってないで

多分僕は忘れてしまうだろう その温もりを

愛しき人よ さよなら

 

哀しく虚しい気持ちを引き連れたまま、最後のサビへ。

大きな声や荒れた手のひら。

君のウィークポイントまで全部愛していたのに、君はもういない。

そして、私の一番好きな部分

「いつか街で偶然で会っても 今以上に綺麗になってないで」

僕が好きだった頃の彼女のままでいてほしい。

綺麗になった彼女は、それはそれで愛してしまうだろうが、

遠く離れた存在になってしまうのが怖い。

実際に私も失恋を経験したとき、同じようなことを思った記憶がある。

 

そして、最後のAメロ。

 

何も語らない 君の瞳もいつか思い出となる

言葉にならない 悲しみのトンネルを さぁくぐり抜けよう

 

ここまで恋が終わる「Love is "Over"」というニュアンスで聴いていたが、

ここにきて、悲しみのトンネルを終わらせようという「Over」になっている。

君との思い出はいつか忘れ去られて、

今の自分の哀しい気持ちも時間が解決する。

そう開き直って、前へ進んでいこうという意味が最後に伝えられている。

 

桜井和寿は、言葉あそびがうまい。駄洒落のようだがそれがうまく曲に馴染んでいる。

単に共感する歌詞を書ける、聴いていたくなるメロディーを作れるというだけではなく、

そう入った演出や世界観も、30年間幅広い世代に愛され続けてきた要因だろう。

 

 

 

 

 

 

|  3.Tomorrow never knows / 6th single || BOLERO (1994年)

何を隠そうMr.Children最大のヒット曲である。

もはや説明する必要もないかもしれない。

4th single「CROSS ROAD」で認知度を上げ、

5th single 「innocent world」で確信に変わり、

Tomorrow never knows」では、276万枚も売り上げた。

おそらく音楽を聴く人なら一度は目にした耳にした曲であろう。

 

冒頭のイントロから神曲の確定演出が入る。

ライブでも皆勤賞の曲であり、

静寂に包まれる会場にこのイントロが流れると、

スピーカーの音がかき消されるほど大歓声に満ち溢れる。

 

会場が一体となって「oh oh」と叫ぶ部分は、

感動で胸が締め付けられ、声を出せないほど。

先日行われた「半世紀へのエントランス」では、

マスクありで声を出せない状況の中で、

歌いたくて仕方がなくうずうずしていた記憶がある。

 

曲としての完成度は言うまでもなく、

冒頭はしっとり、煌びやかな雰囲気で、

2番から一気に曲調が変わる。

1番のサビが終わる直前の高揚感はたまらない。

 

ラスサビでは転調が入りこれでもかと言うくらい盛り上がる。

アウトロではイントロと同じメロディーだが、

転調している分、爽快感と壮大感が半端ない。

 

百聞は一見にしかずなので、

聴いたことある人もない人も、ぜひその耳に入れてほしい一曲。

 

 

 

 

 

 

|  4.彩り / HOME(2007年)

2007年に発売されたオリジナルアルバム「HOME」を一番象徴する曲。

シングルカットされていないアルバム曲でありながら、

ベストアルバム「Macro」に収録されており、またMVも制作されている。

ごく当たり前な日常を切り取った、温かさに溢れている曲で、

ファンの中でもトップクラスの人気を誇っている。

 

<1番Aメロ>

ただ 目の前に並べられた

仕事を手際よくこなしてく コーヒーを相棒にして

いいさ 誰が褒めるでもないけど

小さなプライドをこの胸に 勲章みたいにつけて

 

社会の歯車の中で生きている。

誰もが羨む輝かしいものではないけど、

自分の中で誇りを持って、ただただ目の前の仕事をこなしていく。

 

<1番サビ>

僕のした単純作業が この世界を回り回って

まだ出会ったこともない人の 笑い声を作っていく

そんな些細な生き甲斐が 日常に彩りを加える

モノクロの僕の毎日に 少ないけど 赤 黄色 緑

 

世界を変えるような、そんな輝かしい影響力のある仕事ではないけど、

世界を動かす歯車の一部にはなっていて、

自分のした小さな仕事が回り回って、人々の笑い声になって返ってくる。

そんな些細な生き甲斐が、人生に色をつけてくれる。

私が一番好きな部分であり、今を生きる原動力となっている歌詞である。

 

<2番サビ>

憧れにはほど遠くって 手を伸ばしても届かなくて

カタログは付箋したまんま ゴミ箱へと捨てるのがオチ

そして些細な生き甲斐は 時に馬鹿馬鹿しく思える

慌てて僕は色を探す にじんでても 金 銀 紫

 

こんな人になりたい、あんな人になりたい。

そういった欲望や憧れはあるが、

自分の能力や置かれている状況を考えると嫌気がさして、

結局は、変な言い訳を考えて逃げる。

そんなもどかしい思いを、

「カタログは付箋したまんまゴミ箱に捨てるのがオチ」や

「にじんでても、金 銀 紫」と言う表現で表している。

改めて、桜井和寿の作詞感性には脱帽する。

 

 

 

また、この曲のCメロ部分に、

ただいま おかえり

ただいま おかえり

と、繰り返し歌う部分がある。

ライブでは会場全体が一つになって歌い、非常に感動する部分で、

このアルバム「HOME」を象徴する歌詞である。

 

この曲の中に「回り回って」と言う表現が何度もあるように、

自分の思いは、循環して巡り巡って目の前の人の笑顔につながっている。

この「回り回る」という表現が曲に散りばめられていて、

ただいま、おかえりと繰り返し歌う部分もそうだが、

1番Aメロの出だし「ただ 目の前に並べられた」と

2番Aメロの出だし「いま 社会とか世界のどっかで」の最初をつなげると、

「ただいま」になっていたり、

曲のタイトル「彩り」をローマ字表記した時に、

「IRODORI」と回文になっているなど、

遊び心も満載の曲で、聴く人の耳を飽きさせない技術が隠されている。

 

 

 

 

 

|  5.エソラ / SUPERMARKET FANTASY(2008年)

2008年に発売されたアルバム「SUPERMARKET FANTASY

その象徴となる曲である。

キラキラしたイメージで、まるで異世界に迷い込んだかのような雰囲気を醸し出す。

タイトルの「エソラ」とは「絵空事」からきている。

「君の瞳に恋している」を模して、サビ前に間奏が入り、

サビへの高揚感をより一層高めてくれる。

ライブでも必須の曲であり、アンコール前のラスト曲として登場することも多い。

 

<2番Aメロ>

天気予報によれば 夕方からの降水確率は上がっている

でも雨に濡れぬ場所探すより 星空を信じ出かけよう

雨に降られたら乾いてた街が 滲んできれいな光を放つ

心さえ乾いてなければ どんな景色も宝石に変わる

 

なんて素敵な歌詞だろう。この曲で私が一番好きな歌詞だ。

難しい言葉を使わず、端的に、

希望に向かって進もうという前向きな歌詞に、勇気をもらえる。

マイナスのイメージがある雨だが、

乾くという表現を入れることで、心を潤してくれるという前向きな表現に変えている。

「乾いてた街が滲んできれいな光を放つ」

「心さえ乾いてなければ、どんな景色も宝石にかわる」

曲の雰囲気やメロディーと相まって、

なんとも言えない華々しい、開放感にあふれた気持ちにさせてくれる。

 

アルバム曲であり、ノンタイアップ曲でもあるため、

世間にはそこまで浸透はされてないが、

ライブでは必ずといっていいほど登場する曲で、

この曲を知らずとして「ミスチル聴くよ」とは言えないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

前記事「Mr.Childrenミスチル) 全人類においての必聴プレイリスト① 〜名曲・神曲・おすすめ曲〜」にも書きましたが、

ここで挙げた5曲も、私にとっての生きる全てになっています。

ただMr.Childrenというモンスターは、

こんな5曲・10曲ぽっちで収まるようなものではなく、

まだまだ序章に過ぎません。

もっともっと聴いていただきたい曲があります。

後続の記事にどんどん書いていきますので、

よろしければそちらにも目を通していただけますと幸いです。

 

皆様に、良き幸あれ。

 

Mr.Children(ミスチル) 全人類においての必聴プレイリスト① 〜名曲・神曲・おすすめ曲〜

1992年デビューのモンスターバンド、Mr.Children

2022年5月でデビュー30周年を迎え、30周年記念アルバムである『Mr.Children 2015-2021 & NOW』『Mr.Children 2011-2015』は、発売初週のオリコン週間合算アルバムランキングで、1位2位を独占するなど、未だ衰えることを知らず、幅広い世代から大きな支持を集めている。

2022年4月23日から約2ヶ月間に渡り開催された、「Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス」では、開催場によってセットリストが異なるというファンにとってはたまらない演出で、多くのファンを魅了した。

そんな今もなお音楽シーンの先頭を走っている彼らの楽曲の中で、

今回は、全人類においての必聴プレイリストを一挙ご紹介。

 

 

 

|  1. innocent world / 5th single || Atomic heart(1994年)

発売初週で20.6万枚を売り上げ、最終的に193.6万枚を記録した。

1994年のレコード大賞を受賞し、Mr.Childrenの名を一気に広めた名曲である。

その肝心のレコード大賞は、自身最大のヒット曲である「Tommorow never knwos」のMV撮影でオーストラリアへ旅立っていたため欠席するという尖り具合。

タイトルを直訳すると「純粋・無垢な世界」という意味であり、

雑多な日常に揉まれながらも、微かながらも希望の光を胸に抱き、

明日も生きていくんだという、聴者に希望と勇気を与えてくれる曲。

中でも、主が一番好きな部分がこちら。

 

<1番Bメロ>

窓に反射する(うつる) 哀れな自分(おとこ)が

愛しくもある この頃では

Ah 僕は僕のままで ゆずれぬ夢を抱えて

どこまでも歩き続けて行くよ いいだろう? mr.myself

 

思うようにいかない、このままではダメだと自分では分かっているのに、

何も変えることができない、、、

ふと窓に映る自分を見たときに、情けなくて哀れに感じる。

でも、そんな自分を変えれるのは自分だし、

いっそのことなら、どうしようもない奴だなと可愛がって愛したほうがいい。

過去の自分なら、置かれている現実から目を背いていたけど、

今の自分なら、不安や迷いも全部味方にして、

ありのままの自分でどこまでも進んでいくけど付いてこれるかい?

という、いずれ自分を待っている「純粋・無垢な世界」へ、

一歩一歩進んでいこうという意味が込められており、聴くたびに感動する。

 

また、全体的に疾走感溢れる曲調で、

冒頭のAメロこそ、低音ベースの音階が続くが、

Bメロから徐々に音階が上がっていき、

サビがくるぞ!という高揚感が高まっていく。

そのままサビに行くと思いきや、

「あーるーき↓ つーづけて↓ ゆーくよー」と下がり、

「いいだろう? Mr.myself(ド#⇨ド⇨ド#⇨レ#)

最後は1音ずつ上がりサビに繋がる。。。。

揺さぶられて揺さぶられて、やっと聴けるサビの爽快感はこの上ない。

 

本作は、GLAYのTERUや秦基博なども自身のラジオやテレビ番組で絶賛しており、

アーティストからの評価も高い。

デビューして2年、23歳でこんな神曲を作れるとは、、、

自分が23歳の頃なんて、、、

この辺で終わりににしときます(笑)

 

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|  2. 口笛  / 18th single || Q (2000年)

「私もミスチルよく聴くよ!」と知人に話すためには、この曲は切っても切れない。

その証拠に、「ファンクラブ会員が最もライブで聴きたい曲」では、

見事1位に選出されている。

秋から冬に変わる頃の夕暮れ。夕日を浴びながら家路に着く風景が曲全体に広がり、

なんとも温かく、愛しく、時に切なく・・・

ここではその愛しさに溢れた歌詞を紹介する。

 

<1番Aメロ>

頼りなく二つ並んだ 不揃いの影が

風に揺れながら 延びていく

凸凹のまま膨らんだ 君への想いは

この胸のほころびから 顔を出した

 

想いを寄せる人との帰り道、隣に並ぶ君が愛しくてたまらない。

でも、この気持ちを伝えようか迷っている。

断られて、今の関係が終わるのも怖い。

そうやって凸凹のままではあるが、

好きな気持ちは、時折に顔を出しながら膨らんでいく。

そういった想いがこの歌詞から感じ取れる。

 

<1番Bメロ>

口笛を遠く 永遠に祈るように遠く 響かせるよ

言葉より確かなものに ほら届きそうな気がしてんだ

 

言い出せずにいた自分の素直な気持ちを、

この澄み渡った空気に漂わせるように口笛に乗せて

いつか君に届いたらいいなと。

 

そしてサビへ。

 

<1番サビ>

さあ 手を繋いで僕らの現在(いま)が途切れないように

その香り その身体(からだ) その全てで僕は生き返る

夢を摘むんで帰る畦道 立ち止まったまま

そしてどんな場面も二人なら笑えますように

 

君の手を握りしめる。

君の手の温もり、そばにいるから分かる香り、

君の存在全体が愛しくて、生きる意味になる。

この時間が永遠に続くといいなと、

そんな夢を摘みながら、畦道を歩く・・・

二人の間には、二人だけの時間が流れ、日が暮れていく。

さらに、人懐っこい曲調も後押しし、

いつの間にか口笛の世界観に引き込まれていく。

 

主は、この曲を中学生の時に初めて聴いて衝撃を受けた。

当時、想いを寄せてた女の子と、

この曲を聴きながら、夕陽が当たる畦道を下校する。

 

そうやって凸凹のまま膨らんだ私の妄想は、

今もなお、自分の胸のほころびから顔を出している。

 

 

 

|  3. 終わりなき旅 / 15th single || DISCOVERY(1998年)

1997年、13th single「Everything(It‘s you)」発売後に突然の活動休止を宣言し、

世の中に衝撃が走ったが、本作を皮切りに活動を再開した。

また、この終わりなき旅というタイトルが、

Mr.Childrenの旅は終わらない。

これからも音楽シーンのトップを走り続けていく。

というようにも捉えられるが、

個人的には、違う意味があると思っていて、

急激なスピードで売れて、知名度がどんどん広がっていき、

色々な人からの期待がものすごく辛い。

心と体が追いつかなくて、今の自分が別の人間なんじゃないかと・・・

でも、音楽を愛する想いは変わらないし、

これからも共に歩んでいきたい。

だが、続けて行くためには、嫌なことも飲み込んで、

辛いけど終わらない旅を歩んでいかなければならない。

そんなマイナスな意味も込められているのではないかと思っている。

 

さて、主がこの曲を推薦する理由だが、

曲の背景や歌詞など数多くあるが、

ここでは、その曲調やコード進行の凄さを挙げたい。

 

終わりなき旅は、Mr.Chidlrenの曲の中では最多9回の転調がある。

F#(嬰へ長調からイントロが始まり、

Aメロに入ると、E(ホ長調に変わる。

サビに入るとまた転調し、C(ハ長調になる。

そしてまた、2番AメロでE(ホ長調に戻る。

ここまででもお腹いっぱいだが、まだまだまだ続く。

今度はCメロで、Cm(ハ短調になり、

また、Aメロが来てE(ホ長調になる。

もうすでにゲシュタルトが崩壊しそうだが、

大サビが待っている。

最後のサビは、もちろんC(ハ長調からD(ニ長調

もう当たり前になってきた。だが、またさらにサビでの転調で、

D(ニ長調からE(ホ長調に転調する。

曲中で何度も転調を繰り返し、訳が分からなくなっているが、

最後は、最初(Aメロ)のE(ホ長調)に戻るという美しさ。

もはや、狂気だ・・・

 

また、曲の始終で四分音符のギターリフが流れており、

まるで、常に前へと歩みを進めているようである。

 

この9回に渡る転調と、歩調のようなギターリフが、

まるで、人生の紆余曲折の中を一歩一歩進んでいっているように聞こえる。

 

終わりなき旅は、ライブでは外せない曲となっており、

Mr.Children FATHER&MOTHER 21周年ファンクラブツアーの直前に行われた、

「会員が最もライブで聴きたい曲」では5位に選出されている。

 

画面の向こうのあなたの人生とって、きっと背中を押してくれる曲になるだろう。

 

 

|  4.  HERO / 24th single || シフクノオト(2002年)

HEROは、vo.桜井が小脳梗塞を患い5ヶ月間の活動休止後に発売された。

32週連続オリコンチャートインを記録するなど、ロングヒットとなり、

その年の年間シングルランキングで9位にランクインした。

 

<1番Aメロ〜サビ>

例えば誰か一人の命と 引き換えに世界を救えるとして

僕は誰かが名乗り出るのを 待っているだけの男だ

愛すべきたくさんの人たちが

僕を臆病者に変えてしまったんだ

小さい頃に身振り手振りを 真似てみせた

憧れになろうだなんて 大それた気持ちはない

でもヒーローになりたい ただ一人 君にとっての

つまずいたり 転んだりするようなら

そっと手を 差し伸べるよ

 

愛すべきものができて、守るべきものもできた。

ただ、臆病で意気地なしで人のせいにばかりしている自分が、

その人たちの幸せを守れるのだろうか。

君にとってのヒーローになりたい。

小さい頃に真似してた、なんとか戦隊やなんとかライダーみたいに、

大それたヒーローにはなれないけど、

不安や迷いで悩んでいるときに、

そっと手を差し伸べて寄り添うくらいならできるよ。

そんな些細なことでも、君のヒーローとして頼りになる存在になりたい。

そんな切ない想いを、

冒頭では、喉を絞って頼りなさを醸し出し、

サビではファルセットを使い、

情けなさや哀しさを表現している。

 

<2番Bメロ>

僕の手を握る少し小さな手

すっと胸の淀みを 溶かしていくんだ

 

少し自分より小さい手を握った時の、

逆に包み込まれるような温かさや、

潰れてしまいそうになる儚さ、

自分の手の形にもよく似ていて、自然と馴染んでいく。

自分が幼い頃に感じた父の偉大さや、

母の包み込むような優しさが蘇ってきて、

今思えば、間違いなく自分にとってのヒーローは2人だった。

今度は、自分がこの子のヒーローにならないといけない。

 

そして最後のサビを迎える

 

<ラスサビ>

ずっとヒーローでありたい ただ一人君にとっての

ちっとも謎めいてない 今更もう秘密はない

でもヒーローになりたい ただ一人君にとっての

つまづいたり転んだりするようなら そっと手を差し伸べるよ

 

この子にとってのヒーローは自分なんだと、

そう確信を得て、繋いだ小さい手を離さない。

この子を一生をかけて守り抜く。

冒頭のサビと同じ歌詞だが、

今度はファルセットではなく地声で、声を枯らすように歌う。

そんな強い思いが、歌詞や歌の表現からも伝わってくる。

 

ぜひこの曲を、大切な家族や友人を思い浮かべながら聴いてほしい。

 

 

 

 

 

| 5 .  I’LL BE / 17th single(1999年)

7thアルバム『DISCOVERY』からのシングルカットとなるこの曲。

初週約19万枚、累計売上30.1万枚と当時のヒットチャートとしては、

売上こそ伸び悩んだ本作だが、未だ根強い人気曲として、

幅広いファンからの支持を集めている。

また、Mr.Childrenの曲の中では、最も歌詞の文字数が多い1曲でもある。

「会員が最もライブで聴きたい曲」では堂々の2位に選出されている。

 

主が推薦する理由は、

疾走感溢れるメロディもさることながら、

聴者の心に寄り添いながらも、希望や勇気を与えてくれる歌詞にある。

その中でも、主にとって人生のモットーでもある部分を紹介する。

 

<1番サビ>

生きている証を 時代に打ち付けろ

貧弱な魂で 悪あがきしながら

何度ヘマしたっていいさ 起死回生で毎日がレボリューション

 

この世に生を享けた以上は、何かしらの自分が生きていたという証を残していきたい。

この歌詞を聴いた瞬間、そう思った。

どんな証だっていい、そこに大小はない。

自分が作ったもの、関わったものが、

いつか自分が亡くなってしまっても、100年、200年とこの世に残り続けていたら、

とても素敵なことなんじゃないか。

人類が長い歴史の中、今まで子孫を残してきたのも、

この「生きている証を時代に打ち付けろ」という想いが関係しているのではないか。

そこまで深く考えてしまった・・・

 

この部分以外にも、勇気を与えてくれる歌詞が多く、

きっと、あなたの心に寄り添ってくれる、

明日も頑張っていこうと思える曲になるだろう。

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

ここで挙げた5曲は、主にとっての生きる全てになっています。

ただMr.Childrenというモンスターは、

こんな5曲ぽっちで収まるようなものではなく、

まだまだ序章に過ぎません。

もっともっと聴いていただきたい曲があるので、

後続の記事にどんどん書いていきますので、

よろしければそちらにも目を通していただけますと幸いです。

 

皆様に、良き幸あれ。

 

あさぬ。